氏名 福田 寛紀(ふくだ ひろのり)

・1974年 岐阜県生。ものを作ることが好きではあったが、大学入学まで楽器演奏とは無縁の生活を送る。

・1994年 京都市内の某私立大学に進学。
 なぜか楽器をやってみたくなり、クラシックギターのサークルに入り、ギターとの縁ができる。
 徐々に楽器そのものへの関心が強まり、工作的には自分でも作れるのでは、と思いはじめ製作に意識が向かい始める。

・1998年3月 ギタリスト 北口功氏のリサイタルにて、
 サントス・エルナンデス製作のギター(1933年製作、メイプルの裏横の楽器)の音に衝撃を受ける。
 その時ギターを製作する決意をするも、就職が決まっていたため卒業後は実家に戻り就職する。
 退職するまでの3年の間、工具の使い方を独習しつつ、製作法の資料、楽器用の木材などを集めたりする他、
 名器の音が聞けるような催しに参加する等して少しづつ知識を蓄え始める。

・2001年 勤めていた職場を退職し、大阪府大阪市に移り住む。
 8畳1間の安アパートの部屋をベニヤで寝床と作業スペースを区切って改造し、
 同年6月より、集めた資料や製作家の方々の助言を参考に、独学にてギター製作をスタート。
 翌2002年2月、第1号が完成。

・2002年 「音楽のきずな フェスティバル」(於 兵庫)中における「ギター製作展」に出品。

・2003年 「第1回アマチュアギター製作コンテスト」(於 徳島)にNo.3を出品。予選通過、本選にて第7位入賞。奨励賞受賞。

・2005年 「第2回アマチュアギター製作コンテスト」(於 茨城)にNo.6を出品。予選通過、本選にて第5位入賞。奨励賞受賞。

・2006年 講演会「ロベール・ブーシェを研究する」(於 仏・パリ 2006.4.1)に聴講にて参加。
 この催しには大阪の名工 松村雅亘氏にお誘い頂き、他数名の製作家・演奏家らとともに聴講させていただいた。
 途中から製作家組はドイツに向かい、楽器用木材の製材業者A・グライスナーにて各種材料を購入。
 製材元で材料を選別・購入するという得がたい経験ができた。

・2007年 「ホセ・ルイス・ロマニリョス ギター製作コース」(於 西・シグエンサ 2007.8.2〜8.17)に、
 奈良県のギター製作家 丸山利仁氏とともに参加。
 ギターの故郷スペインで、名工ロマニリョス氏の指導のもとギターを製作するという貴重な経験ができた。
 講習会終了後はマドリード、セビーリャ、アルヘシラス、グラナダ、バルセロナを10日ほどかけて巡る。
 この1ヶ月の旅行で、特にシグエンサやアルヘシラスなど、日本人(東洋人)が比較的少ない地方の街に行った際に、
 自分はここでは外国人なんだなと感じ、日本にいたときは気づかなかったが自分が西洋文化(音楽にとどまらず)の中では
 実は異分子である、ということを強く実感した。
 この感覚は自分の楽器製作への意識に大きな影響を与えてくれた。

・2007年 「国民文化祭・とくしま2007」(於 徳島県 2007)の会期中、
 イベント「集まれ!!フレッシュギタリスト」(2007.11.2〜3)のギター製作者部門に出品。 

・2008年6月 「茨木市クラシックギターフェスティバル」(於 大阪府茨木市 2008.6.13〜6.15)に、
 実行委員メンバーおよび出展者として参加。

・2009年5月 大阪府茨木市に転居。

・2012年8月 「クラシックギターフェスタat ATC」(於 大阪南港ATC 2012.8.25〜8.26)に出展。

・2013年2月 「クラシックギター製作展&コンサート」(於 大阪府茨木市 2013.2.9〜2.10)に出展。

・2013年10月 「第2回クラシックギターフェスタat ATC」(於 大阪南港ATC 2013.10.26〜10.27)に出展。